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ぶらり町歩き アーカイブ

尾道ぶらり旅のすすめ

瀬戸内海に面した尾道市。

ここは、"坂のある町"として有名ですよね。

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対岸の向島との間には、蒼い尾道水道が悠然と横たわっています。

まるで大河のようですね。

ここでは活気あふれる港町の光景と人々の暮らしがドラマチックに展開されています。

市街地の背後に迫る千光寺山に至る迷路のような石段を昇ると、心を穏やかにしてくれる海の光景に出会えます^^

家並みをへだてて、船が行き交う海がキラキラと光ってすごくきれいでした。

尾道の夕暮れ

尾道ゆかりの作家といえば、林芙美子。

「海が見えた。海が見える。五年振りに見る尾道の海はなつかしい……」

これは、小説『放浪記』の一節です。

この町では、あるがままの風景が感動を与えてくれます^^

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夕暮れもすごくきれいでした。

緑の木々に覆われた標高144mの千光寺山の中腹から山頂にかけて、千光寺公園が広がっています。

山頂展望台に立つと、尾道の町並みが箱庭のように望めますよ^^

尾道水道を航行する船舶の真白い航跡、尾道大橋で結ばれた向島など、大小の島々が絵のように眼前に迫ってきます。

千光寺公園の桜

千光寺公園の周りには、「尾道市立美術館」を始め「文学のこみち」「尾道市文学記念室」のほか、千光寺、天寧寺などたくさんの寺院もあります。

見所がいっぱいありますねぇ。

しかも春には、約1万本もの桜が開花してそれはそれは見事です^^

同じ時期に咲くツツジもきれい。

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初夏には藤、秋は「尾道大菊人形展」が催されて、季節に彩りを添えています。

千光寺山を下って詩情豊かな坂道や路地を歩くと、文学や絵画に描かれた尾道、または映画のスクリーンに映し出されたような懐かしい光景に出会えます。

映画の町、尾道

尾道は、これまで数多くの映画の舞台となってきました。

古くは小津安二郎監督の「東京物語」。

そして尾道を最も有名にしたのが、大林宣彦監督の一連の作品「尾道三部作」と「新尾道三部作」ですね。

尾道三部作の最初の作品、「転校生」の階段です^^

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「転校生」は、階段から一緒にころげ落ちた中学生の男女の魂が入れ替わり、騒動を巻き起こす・・・という内容の映画。

良くあるテーマの作品というかんじですが、この作品がその嚆矢らしいですね。

この階段、かなりの急勾配です。

ここから転げ落ちたら、魂が飛び出て入れ替わるのも納得ですね。

本通り商店街

尾道港の目と鼻の先にある山陽本線尾道駅。

駅を出て、活気に満ちた本通り商店街へ向かって歩き始めます。

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昼下がりの駅前界隈では、港から聞こえる船の汽笛、車のエンジン音、人の話し声が融け合って聴こえてきます^^

それがとても心地良かったですね。

尾道の風物詩、晩寄

間口が狭く、奥行きの深い店が軒を連ねるアーケード街。

入口付近には「林芙美子像」があります。

ここには港の町らしい特有の雰囲気が漂い、飾らない生活の匂いを随所で感じました。

たとえば、鮮魚店の役目を果たしているのが、地元では"晩寄(ばんより)"と呼ばれる行商の人たち。

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手押し車に捕れたての魚を積んで、アーケード街界隈を移動しながら売って歩いています。

チヌ、メバル、シャコなど魚種は季節によってさまざま。

客の注文があればその場で素早く魚をさばいてくれます^^

売り手と買い手のなごやかな光景に、思わず足を止めて眺めてしまいますよ。

喫茶「芙美子」

このアーケード街は、ごく普通の商店街。

でも、立ち寄ってみたい店が何軒もあります。

喫茶「芙美子」はそのひとつ。

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この喫茶店は、女学生時代を尾道で過ごした林芙美子が身を寄せていた家だそうです。

店の奥の中庭に面した木造2階建てが、芙美子の住んでいた家。

コーヒーをいただきながら小説『放浪記』に想いをめぐらせるのもいいですよね^^

名物 "桂馬"のかまぼこ

瀬戸内海で水揚げされる新鮮な魚を原料とした「桂馬」のかまぼこ。

味に定評があり、お土産としても人気です^^

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ここには柿の形をした「柿天」など、いろいろな種類のかまぼこが売っています。

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わたしのお気に入りは、釜で蒸されさっと揚げられた野菜天。

玉ねぎとえんどう豆の食感が良くて、すごく美味しい!

地元の人は、この野菜天を「角天」と呼んでいるそうです。


アーケード街を先へ進み、長江通りを左へ曲がります。

歩道橋を渡った先、喫茶店「こもん」のすぐ近くに千光寺山ロープウェイの山麓駅が見えてきます。

千光寺山

標高144mの千光寺山までは、ロープウェイが出ています。

3分で千光寺山に到着。

天気がいいとすごく気持ち良いですよ^^

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山の中腹から山頂にかけて、千光寺公園が広がっています。

山頂展望台に立つと、眼下に尾道の町並みと船舶が航行する尾道水道の風景が見えます。

上から見下ろす尾道の町もいいものですよ。

やっぱり山は晴れた日に行くのが一番気持ちいいですね。

「文学のこみち」

千光寺公園の頂上から青松をくぐり抜けながら、千光寺本堂へ降りていきます。

この参道が、"文学のこみち"。

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ここには俳人の正岡子規、志賀直哉、林芙美子、歌人の吉井勇などの作品の一部を岩に刻んだ数多くの文学碑が点在しています。

ひとつひとつ読みながら、ゆっくり歩くのが楽しいですよ。

「千光寺の御堂へのぼる石段は わが旅よりも長かりしかな」

これは、昭和11年、51歳の時に尾道を訪れた吉井勇の歌碑に刻まれていた句です。

青柳でゆっくりと

心静かに「文学のこみち」を散策したあとは、再びロープウェイで山を降りて来た道を戻りました。

本通り商店街入口で左へ曲がると、久保1丁目界隈の繁華街。

ここには、瀬戸内海で捕れる魚介類がおいしいと評判の割烹料理店「青柳」があります。

ここでゆっくり食事^^

この店のメニューはすごく豊富です。

鯛の刺身、鯛の骨蒸し、オコゼの唐揚げ、ウニめしなど・・・。

わたしのおすすめの一品は、「鯛の骨蒸し」。

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酒蒸しにした鯛に昆布だしをかけ、薬味で食べます。

とても品の良い味ですよ^^

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