あの女性は・・・3
13歳で既に「カメラマンになる」と決意し、17歳で仕事を始めました。
「他にできることもなかったしね」と、軽くいってのけるAさんだが、そういう「たたき上げ」のキャリアが彼女の支えです。
まだ彼女のことをよく知らなかった頃、たいして意識することもなく「専門の分野は何?」と尋ねたことがあった。
私の顔をギョロリとにらみ彼女は答えた。
「私は専門家じゃないの。ジェネラリスト。写真を撮ることが私の仕事。対象は何だって構わない」
けんもほろろのその答えに呆気にとられ、まるで「馬鹿な質問をしてしまった」ことを恥じる子供のような心境に陥った私。